『 ある園芸部の日常 』
五人用台本(男性3名、女性2名)ある高校の園芸部の一コマ
・香田:3年生部長。身長が190cmあり、筋肉マッチョ。生徒会長も兼任している。面倒見がいい。
・二木:2年生男子。卒業した先輩(学園のマドンナ)に憧れて入部。銭湯の息子。
・山一:3年生女子。しっかり者。ちょっとおこりっぽい。ツンデレ。
・三井:3年生女子。おっとりしている。存在がマシュマロ。いい匂いがする。
・四谷:2年生男子。背高のっぽ。何でもそつなくこなす器用な男。山一に猛烈片思い中。
香田 二木!お前またかよ?!いい加減にしろよな!!
次に同じことをやったら、草むしりのバケツ追加だ!!
二木 すみませんって!だってみんな同じに見えたんだもん。
誰か付きっきりで、優しく教えてくんねーかなぁ
香田 だったら、俺が教えてやるよ。
二木 え?!結構でーす!自分で頑張りマース。
山一 ちょ?!これ!もったいなーーい!!
三井 ありやりゃ…植え直してみたら?
山一 ここまでしなびちゃったら生き返るかな…。根っこもだいぶ切れてるし。
二木 すみませんでした。
山一 もうっ!気をつけてっていつも言ってるじゃない!!
二木 山一先輩、今度教えてくださいよ。優しく教えてくれたら、俺出来そうな気がします!
山一 はぁ?!一番最初の時に懇切丁寧に教えたつもりだけど?!
二木 じゃ三井せんぱーーーい
三井 ハハハ…(苦笑) 私はヤマちゃんより詳しくないしなぁ。
香田 だから俺が教えてやるって!
二木 香田先輩は、イイっス!忙しいでしょ?それに俺、優しくされてのびる子なんで!
香田 俺が優しくないって??
二木 ほっ…ほら、そういうところ!!
山一 二木も今度後輩が入ってくるんだから、しっかりしてよねー。
教えてあげる立場になるのよ!四谷を少しは見習ってよ!…大体二木はねー
四谷 山一先輩呼びました?
山一 は?呼んでない…え、アンタ小屋の方にいたわよね。瞬間移動??
四谷 山一先輩に名前を呼んでもらった気がして、ダッシュできました。
山一 呼んでないし、あの距離で聞こえるって…地獄耳も甚だしいわよ(ゾワゾワ)
三井 流石だね、四谷君(ニコニコ)
二木 山一先輩の事となると、お前時々人間離れした動きを見せるよな。
愛の力は偉大ってことか~。いいよなぁ、羨ま!
四谷 俺、山一先輩に認められてたんですね。めちゃくちゃ嬉しいので、今日は一緒に帰りませんか?
山一 却下!アンタ反対方向じゃない!
四谷 山一先輩と歩く道なら、遠回りでも平気ですよ。
山一 そもそもアンタは電車、私は自転車だから!電車時間合わなくなっちゃうじゃない!
四谷 その分山一先輩と長くいれるじゃないですか?
山一 は?そんなの、置いて帰るわよ。
四谷 えーーーーー
二木 あの、イチャイチャしないでくれます?独り身にはつらいものがあるんで。ね、香田先輩。
香田 そうだな。じゃあ独り身同士ってことで、仲良く草むしりするか!
二木 え そこに戻るんスかぁ?
香田 ほらバケツと鎌持って、行くぞ!
二木 わ!え?!バケツ多いしっ!!
・・・おしまい・・・